ぼくはたこ



ぼくはたこ 糸を繰るのが君だからつい遠くまで飛びたくなって


眠れない夜の羊は赤い目で促す妄動インソムニアック

冬七夕 隠れ行事か曖昧な逢瀬の真相知らぬが仏

有楽町目指し下車した神谷町 異邦人かよ(カンジワカリマセン)

ロッカーの前に落ちてた絶対正義 漫画「鬼平犯科帳」カバー

存在が発光中のサービスエリア 見送る高級煎茶百円也

一定を知らぬは水中社会にて進化途中な幼魚の呼吸

エラ呼吸慣れず咳き込み涙目で陸を求めてもがく世代だ

手のひらを通過してゆく鼻息が得意気新宿街角占者

ヒヨっ子の占い師には欠けがちなピヨっ子の逆毛愛しむ余裕


舞い上がる凧が速める鼓動のまま易々そうな僕を飛ばせて




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