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欲しかった。薄い気体に生まれでる陽光の色ここでスパーク
無反応だろうが回るレーダーのように焦らず恋は待つもの?
沈黙を守り続けた子羊が柵を飛び越え喋りはじめる
ご用心こだわりすぎも困りもの見切りをつけて諦めるも吉
「あたしこの恋愛がいい」カタログの頁を折って電話を掛ける
あくまでも優しく不意に毒舌な彼女の口に甘いケーキを
蛇口から滴る朝がアイスノン効果で腫れた瞼を癒す
取換えのきかない君からみた僕は在庫の余るなにかの部品
込み上げる力は巡り走り出す 抜け落ちたネジ道に弾ける
逸らされたすれ違う目を追っている昼のかけひきWhat's your game?
振り出したいつものビタミン3錠が僕を冷やかし噛み砕かれた
旺盛な食欲みたく健やかに且つ貪欲に会いたい、君に
ねこみたくじっとしたままブラインドのまだらな影で煙草を吸った
足取りはこのままずっと変ロ調バンドエイドを肌身離さず
長い影伸びて静かに太陽が連れてく連なる電信柱
何日の生(せい)が煙草で消えたのかタバコ片手に計算しても
世紀末だから囁く「エイズはね、実は集団幻想なんだ」
まばたきの振動でさえ消えてゆく秘密は茜空の裏側
無機質に僕に触れてる指先がコップの水に透きとおってる
随分とロマンチックが降らないね 週末ふたりで映画にゆこう
お出口はすぐそこですがお客様、再入場はできないのです
How are you? くしゃとしたままポケットの中に留まる半券気分
疲れ目に染みる別れは週刊の漫画扱い 読み流してる
眼前に赤いボタンが。押してみた。たちまちポップ 蝉時雨アワー
ファジィな夜は絨毯に寝転んでテレビと生(せい)を重ねて観てる
寝る前にラジオをかけた そうしたら「君はアリーテシンドローム」と
走ろうがスキップしようが辿りつくフェイドアウトな白線の位置
張りついた昨日を剥がし念入りに体を拭けば意外に愉快
ガラス戸の隙間に薫る雨そっと膝のかさぶた疼かせている
ショートして軋む背骨を伸ばしたらキチンとはまり軌道にもどる
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